2018年5月21日月曜日

顕微鏡組み立て(レンズ、フィルター、イメージングセンサのアセンブリ)

映像取得部分の組み立てについて説明します。
下のほうに、本家の組み立て動画を貼っておきます。


基本的に本家と同じですが、製作過程で気づいたこと等盛り込んでおきます。
・作業は明るい場所で行うのが良いです。
・レンズ、フィルターを入れる際にはホコリをふき取ってから入れるようにします。
  レンズクリーニングペーパーを用意しておくのが良いと思います。
・アセンブリの際に、傷、指紋が付かないよう気を付けましょう。


・励起LED基板にはあらかじめLED,ケーブルをはんだ付けしておきます。詳細はこちら
・イメージングセンサー基板にはあらかじめ同軸ケーブルをはんだ付けしておきます。詳細はこちら





1.プラスチック加工部品の検査をします。光路上にプラスチックのバリや、ホコリ、ごみ等がないかよく確認します。あった場合はピンセットやデザインナイフなどで取り除きます。

2.本体下の3つの穴に磁石を押し込みます。磁石の極性は他の顕微鏡と統一しないと、同じベースプレートが使えなくなります。磁石は大きさのばらつきがあるので、ぴったりはまるものを選ぶか、ゆるい場合は接着剤で固定します。

3.Achromatic Lensを筒部分に挿入します。フラットな面が上にくるようにします。棒などで奥までしっかり圧入しますが、レンズを傷付けないようにレンズクリーニングペーパーを棒に巻いたりして、クッションをつくってからやると良いです。

4.Excitation Filter, Dichroic Mirror, Emission Filterをそれぞれスロットに入れます。
切断面に、「<」のマーカーが書いてありますが、開いているほうが光路の出口側です。
イメージングセンサ > フィルタ > LED という向きになるようにします。
詳しくは、動画を見ると良いです。


5.ハーフボールレンズを丸いくぼみに入れ、ハーフボールレンズの平面がプラスチックと平行になっていることを確認します。その後LED基板で蓋をして、1mmのタッピングネジで基板を固定します。

6.プラスチック加工部品の「Filter Cover」を横からセットし、1mmのタッピングネジで固定します。

7.プラスチック加工部品の「Focus Slider」を上からスライドさせます。横の二つの穴にイモネジを入れておきます。

8.イメージングセンサー基板を上の四角いスペースに入れ、ネジで固定します。









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